人生は宇宙の始まりから決まっている! スピリチュアルの運命論とは?

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 もしかすると、あなたは自分の意志次第で人生は開拓できると考えているかもしれません。しかし、スピリチュアルの世界では、宇宙の始まりから、人間の人生は決まっていたと考えています。

 「いやいや、そんなのスピリチュアルの戯言だよ。人生とは自分で創るものだ。当人の心掛け次第でどうにでもなるのだ」 そう思っているあなたに、最初に人間の自由意思について調べた面白い科学実験を紹介します。

 その後で、人生のシナリオには2種類あることを説明します。2種類あるとはどういうことなのか? 急に言われると謎に感じるかもしれません。それは最後まで目を通してい頂くと意味が分かります。5分以内に読み切れるボリュームなので、しばし、お付き合いくださいね。

 当記事はこんな人におすすめです。
・人間の自由意思について知りたい。

人間の運命は決まっているのか、本当のことを知りたい。
・スピリチュアル的な運命論に関心がある。
・ハイヤーセルフ(真我)に関心がある。

目次

人生は決まっていることが分かる科学実験

 果たして人間に自由意志があるのか? という謎を解くべく、1980年代に、ベンジャミン・リベットというアメリカの生理学者が人間の自由意志を調べる実験を行いました。

 この実験は、被験者の方々に手首を曲げて貰って、実際に手首を曲げる行為と脳波の活動の順番を調べるといったものです。

 実験を行う前は、常識的に考えて、曲げると意志を持つ→曲げると脳波が活動する→実際に手首が動く、といった順番で、人間の意志決定プロセスが働くと考えていたのですが、得られた結果は、なんと当初の仮説(常識)と違ったものだったことが判りました。

 人間の自由意志のプロセスは、手首を動かす0.7秒前に曲げると脳波が活動を始め、その後で曲げる意志を持ち、最後に手首が動くといった順番だったことが判ったのです。

 この後、日本の脳科学者の池谷裕二が、同じ実験を行って更に詳しく調べたのですが、人間の意思決定は7秒も前に先に無意識で行われていたことが判っています。

 今では人間に自由意志はないというのが科学の世界では通説になっています。

 この実験エピソードを聞いて、あなたはどう思うでしょうか?

 人間に自由意志がないのなら、運命もまた、既に無意識によって決められていると考えられるのではないでしょうか?

 自己啓発で有名なマーフィーの法則では、人間の運命はその人の潜在意識が決めているといったようなことを述べていますが、リベットの実験はそのことを裏付けるようなところがあると言えます。

人間の運命は5000年も前に既に決まっていた!

 この考えを後押しするような伝説が南インドにあります。「アガスティアの葉」というものです。既に名前だけでも知っている人は多いでしょう。

 「アガスティアの葉」とはアガスティアという名の聖者が、ヒンズー教のシヴァ神から、将来、南インドの地に自分の運命を知りに訪れる人の為に、一生分の運命の内容を5000年も前にヤシの葉に記述したというものです。古代タミル語の言葉で記録されてるそうです。

 1990年代に本が出版されたことから、「アガスティアの葉」を見に行くパッケージツアーが組まれ人気になりました。

 「アガスティアの葉」には、両親の名前、結婚する相手の名前、死ぬ時の日付、どのような一生を過ごすのか、今世でのカルマといったことが詳しく書かれているそうです。

 5000年も前に、両親や配偶者の名前まで言い当てるなんて考えらえるでしょうか?

 しかし、実際に、「アガスティアの葉」を見た人に言わせると本当に両親や配偶者の名前まで書いていたとのことです。

 にわかに信じがたいですが、リベットの科学実験で人に自由意志がないことが証明されたことを踏まえると、人間の運命は、既に遥か昔から、決まっていたということにならないでしょうか?

 あなたは、どう感じますか?

 ところで、「アガスティアの葉」には、悪い運命を持った人に対して救済が説かれています。

 それによると、どういう寺院でお参りをすると悪いカルマや因縁から解放されるのか、といったことが書かれているそうです。つまり、「アガスティアの葉」に記された運命は絶対的なものではなく、カルマさえ解消すれば良い運命に変更できると言っているのです。

 もしかすると、「アガスティアの葉」の存在理由は、自らのカルマを訊きに来る人たちを救うべく、聖者・アガスティアさんがケシの葉に救出方法を教えたものといった見方が出来るかもしれません。

 しかし、一方で、カルマを解消しなければ、運命は決まっていると断言しているとも言えますね。

カルマを解消しても、運命は100%決まっている!

 「アガスティアの葉」の運命論をまとめると、人間の運命は生まれた時から決まっているけれども、カルマを解消すれば途中から変えられると言うことになります。

 では、カルマを解消した後は、どのような人生が待ち受けているのでしょうか? 自由に自分で運命を決めれるのでしょうか? やはり、この点が気になりますよね?

 カルマを解消した後は、自由に運命が選べるようになる! と、言いたいところですが、先に人間は自由意志がないと科学で証明されました。

 残念ながら、人間は無意識より先に意思決定できず、常に無意識に操られているマリオネットのような存在なのかもしれません。

 操り人形なら、永遠に自由になれないということになります。

 どこまで行っても、縛りから解放されず、既に書かれた人生シナリオに沿って生きてる存在。それが人間の宿命なのでしょうか?

ハイヤーセルフ(真我)が描いた人生のシナリオ


 実は、スピリチュアルの世界では、カルマが解消された後においても、人間の運命は100%決まっていると考えます。これはいったいどいうことなのか、疑問に感じる人も多いでしょう。

 結論から述べると、カルマを超えた先の運命は、ハイヤーセルフ(真我)が決めたシナリオで展開すると考えています。

 魂は生まれる前に、今回の人生はこのように生きると筋書き(人生のシナリオ)を立てて誕生します。しかし、いざ生まれても過去世のカルマがあるので、カルマを清算することが優先され筋書き通りに生きれません。

 ある程度、年齢を重ね、カルマから解消されると魂が力を帯びて来て、今世の使命やすべきことといったことが無意識に起ち現れて来るのです。

 人間には節目という年齢域があって、その年齢に達するとカルマが終了し、魂のシナリオを思い出すことが多いです。

それでも、人生は自分で決めれない

 過去世からもたらされたカルマの人生シナリオが終了すると、次は魂が描いて来た人生シナリオが始まります。肉体は魂の容器でしかありません。今度はハイヤーセルフ(真我)の意思で生きます。

 人間はハイヤーセルフ(真我)に操られたロボット。どこまで行っても自由に生きれません。

 これがスピリチュアルの人間観、運命観です。

 魂に操られて生きるとどうなるのか不安。不幸になったらどうしよう…… と心配するのも分かります。もし、悲しみや苦しみを体験するシナリオを魂が描いて来てたら、生きていて悲惨ですからね。

 人は自分が思うように生きたいと望むもの。良い出来事が起こることを期待します。
 
 しかし、ご安心ください。不幸なことが起こるのはカルマの人生シナリオであって、ハイヤーセルフ(真我)が決めている人生シナリオではありません。ハイヤーセルフ(真我)が描いているシナリオとは、大抵、自分が本当にしたかったことと関係します。

 例えば、漫画を描くことが好きなら、それがハイヤーセルフ(真我)から起ち上がる人生シナリオのケースが高いです。この場合、好きなことは好きと素直に受け入れて行動すると、途中、紆余曲折があっても最終的に上手く行きます。

時間切れの人生で終わる人が多数

 しかし、自分がしたいことが分からないという人も多いのでないでしょうか? もしかすると、あなたもそうかもしれません。そういう人には、ワクワクすることをしようとアドバイスしています。

 ワクワクとは「魂がしたいこと」といった意味で使われるスピリチュアル用語です。

 この時、ワクワクすることって何だ? と頭で考えると答えが出なくなるので難しく考えず、「今、したいこと」とシンプルに捉えて下さい。「今、したいこと」の背景に魂の目的や使命があります。使命といっても大それたものではなく魂が喜ぶことです。

 「ワクワクすること」を続けると魂の目的や使命、計画(ハイヤーセルフが描いたシナリオ)を思い出し、幸運の波に乗って大きく人生が開花します。しかし、大概の人は「ワクワクすること」を封じ込めるので、本来の自分とは縁のない仕事や目の前の出来事に忙殺され人生が終わります。

 また、世間の常識や集団圧力、親の期待といったものに縛られ、何も行動できずに時間切れになって年齢だけ重ねる人もいます。

 残念ながら、人生には賞味期限があり、30歳を超えた頃から時間が流れるスピードは加速します。肉体という容器に限度があるように、人生にもタイムリミットがあることが肌感覚で分かるでしょうか?

 運の良い人と悪い人の分かれ目はハイヤーセルフ(真我)の声に耳を傾けることが出来るかどうか。

 ここの所がスピリチュアルで生きれるかどうかの成否の分岐点になっています。スピリチュアルで生きると言うことはハイヤーセルフ(真我)を軸にして生きるということです。

まとめ

 人間の運命は決まっているのか? 気になる問いですがスピリチュアルの立場で答えると人間の運命は決まっていると考えます。そのことを示す実例が約5000年前のインドにあるアガスティアの葉です。

 アガスティアの葉にはその人が辿る生涯の運命が記述されています。信じがたい話しですが、見た人によると両親や配偶者の名前から死ぬ日まで書かれており実際に当たっています。

 科学的にもリベットの実験により人間には自由意思がないと証明されました。

 運命が決まっているとすると、生きる希望がないと思うかもしれません。しかし、それは杞憂です。人間の運命はカルマがあり、カルマを解消するとハイヤーセルフが描いた運命が起ち上がって来るのです。

 言い忘れましたが、アガスティアの葉で示されている運命とはカルマのことです。カルマを解消しないとアガスティアの葉の通りの運命になります。

 しかし、カルマ解消まで待っていられないとかハイヤーセルフとシンクロしたいという人は多いでしょう。実は私もそのひとりでした。この場合、ハイヤーセルフと繋がると良いです。ハイヤーセルフに繋がると運命も自由になって来ます。

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