一生懸命努力しているにも関わらず、何だか報われないと感じる人は、他人の評価軸で生きていることが原因になっています。他人の評価軸で生きると苦しみます。常に他人が自分を裁くので、苦しくないわけありません。あなたが会社員なら実感するはずです。上司があなたを裁いてませんか？ あなたは上司の顔色を窺って生きてませんか？ 苦しいですよね？
しかし、あなたが自分の評価軸で生き始めると苦しみから解放されます。自分の評価軸で自分を評価するので、好きなように自分を評価できるし、誰もあなたを裁くことは出来ません。あなたも他人の評価なんか気にならなくなります。
では、どうしたら自分軸で生きれるでしょうか？ それは自分の人生に目的を持つことです。目的を持って生きると、人生に方向性が生まれ、自分のオールで人生をコントロールしている感覚を得ることが出来ます。主体性を持って生きると、人生が報われないと感じることはなくなります。
頑張っても報われない本当の理由
潜在意識が願いを叶える？
イメージすると潜在意識の働きで願望を叶えると聞いて実践したけど、全く実現しなかったということはありませんか？ イメージのみならず、アファーメーションをしたり、引き寄せの法則のセミナーに足繫く通ったり、コンサルを受けたり、色々と自分なりに努力はしてみても何故か上手く行かない。
潜在意識の中身が良くないんだと思って、マインドブロック解除を繰り返したり、インナーチャイルドの修正をしたり、前世催眠をしたりと色々やっても上手く行かない。巷には、引き寄せジプシーなんて言葉もあるくらい、潜在意識で願望を叶えることに挫折している人は思いのほか多いです。
実は、潜在意識は願いを叶えるというより、邪魔する働きがあるのです。潜在意識はそもそも記憶の貯蔵庫のような場所で、あなたがこの地球に転生してから、現世まで体験した無数のデータ(カルマ)が記録されています。無数のデータ(カルマ)が、あなたの今世の願望内容と方向性が一致しない為、実現を阻んでいる原因になっています。
しかし、だからといって、今まで、何回生まれ変わったのか分からないのに、前世のマインドブロック解除なんて、ひとつひとつやっていたら必ずループに嵌ります。インナーチャイルドの修正も同じです。では、どうしたら良いのかというと、潜在意識のことは横に置いて、本当の自分と繋がることをします。
本当の自分に目覚める
本当の自分とは何かというと説明が必要かもしれません。本当の自分とは、スピリチュアルの世界では真我(しんが)と言って、英語ではハイヤーセルフ(ハイヤーマインド)と呼んでいます。ハイヤーセルフ(真我)とつながると、あなたの個人的な願いは全て叶います。何故なら、あなたの顕在意識と深層意識がそのまま繋がり、間に存在する潜在意識(カルマ)の観念が邪魔しなくなるからです。
ところで、願いが叶わない原因が別にあります。それは願いそのものが他人から押し付けられた夢、マスコミや広告に洗脳された願望、親や学校の先生に強制された偽物の目標といったものは叶いません。あなたが本心で今述べた夢を叶えたいというのでなければ、そのような夢・願望は承認欲求に根差したニセものの欲求です。真我に目覚めるとこうした夢に次第に関心がなくなって来ます。
それでは、あなたの本当の夢は何でしょうか？ あなたの本当の夢とはハイヤーセルフから発せられた願望です。それは人生の目的と呼ばれるものです。天命、使命(ミッション)、役割と呼ぶ人もいます。ここでは人生の目的と呼びます。人生の目的こそ、あなたがこの世界で実現する真の望みであり、これを実現することが生まれた来た理由です。こうした夢は、あなた自身の本来の個性、資質を活かすもので、他人が喜ぶものであることが特徴です。
報われない人生が終わるハイヤーセルフノート
仮で人生の目的を設定する
ここであなたの真の望みである人生の目的を思い出すことにしましょう。ノートを一冊用意して下さい。使い古しのノートはダメです。今からするのは、あなたのハイヤーセルフとコミュニケーションを取ることをするので、新しいノートをショップに行って買ってきて下さい。なるべく、デザインが良く気に入ったモノを、出来れば専用のペンも買って、表紙に「ハイヤーセルフノート」あるいは「コンタクトノート」と書いておきましょう(題名は自由で可)。
このノートの書き方に決まりはありません。心のモヤモヤがある人はモヤモヤを書けば良いでしょう。ストレスがある人はストレスをぶちまけましょう。最初は、感情を解放することを書くと心の中がスッキリします。ブレインダンプすると更に心の中がスッキリするのでおススメです。とにかく、何でも心の中の全てを吐き出すつもりで書きましょう。
あなたが唯一することは一つだけです。それは質問を設定することです。「私が本当にしたかったことは？ 」と問いを書きましょう。ハイヤーセルフとコンタクトするには質問をすることが重要です。私が本当にしたかったことは何か？ と書いて、インスピレーションが降りて来たり、何か書きたくなったりしたら、頭であれこれ考えるのではなく手で考えて貰うつもりで答えを書きます。
質問は何でも良いです。あなたがハイヤーセルフに訊きたいことであれば自由に設定して下さい。しかし、本当にしたかったことを深堀りして行くと、自分が何をする為に生まれて来たのか、何をすべきなのか次第に分かって来ます。それは人生の目的である可能性が高いです。
まず、仮でも良いので自分が生まれて来た理由、人生の目的を設定してみましょう。間違えても構いません。後で修正すれば良いのですから。また、何度も質問を練り直すことで、質問力も上がって来て、ハイヤーセルフとの繋がりが深まります。余談ですが、目的と問いを設定する能力を磨くと、クリティカルシンキングの能力向上に一役買うので一石二鳥です。
心を重視した生き方にシフトする
気持ち中心主義で生きる
あまり頭で考えない習慣を付けましょう。心を重視する生き方に切り替えます。世間では良く考えるようにと諭しますが、人生をスムーズに生きるコツは、考えることよりも気持ちにコミットして、感じることを優先させて生きることです。
スピリチュアルでは、ワクワクにしたがって生きようと良く言いますが、この言葉の意味を拡張すると、「気持ちを優先させて生きよう」ということです。報われないと感じる人は頭で考えすぎる傾向があります。気持ちを優先させて生きるようになりましょう。
気持ちを優先させて生きるには、普段から、心のおしゃべりを止めることです。あなたは、今、心の中でおしゃべりをしていませんか？ おしゃべりは、あなたの自我がしています。自我はおしゃべりなので、常に頭の中で思考し、判断し、あなたに命令して来ます。それよりも、意識を心に向けることにしましょう。
気持ちに意識を向けたら、次にすることは自分の気持ちを全肯定することです。私たちは、社会(会社や学校等)からあれはダメ、これはダメ、こうしないといけないと躾けられています。教師から点数をつけられ、上司から評価され、大抵の人は自己肯定感が下がるような言葉を浴びせられ、私はダメだと内心凹んでいるのではないでしょうか？
他人の評価軸から自分を解放したら、自分の気持ちを感じてあげて下さい。腹が立ったら腹が立つことを感じ、悲しかったら悲しい感情を感じ、不条理感を感じたら不条理感を感じて、自分のどんな気持ちも全肯定して受け入れます。そして、絶対に自分を否定せず、ジャッジもしないで下さい。どんな時も自分の気持ちに寄り添って生きるようにします。これを心掛けると、前向きな気持ちで生きれるようになって来ます。
仕事を変える決意をする
ところで、本当にしたかったことは分かったでしょうか？ 分かったら、それを実行する決意をしましょう。もしかすると、その為に仕事も変えないといけないかもしれません。この時、枷になるのが世間体と常識です。日本は年齢社会ですから、年齢を理由に躊躇する人がいますが、それは勿体ない生き方です。常識は全てスルーしましょう。
オリジナルの道で生きることを選んだ人が心掛けることは、レールから外れても良いと決心すること、周りと違ってよいと決心すること、本当にしたかったことをしようと決心することです。勇気が問われますが、真我(ハイヤーセルフ)とつながっていると怖いモノなしです。
真我(ハイヤーセルフ)と共に生きると頑張っても報われないと悩むことはありません。報われないと思う人は、進むべき方向性が間違っているのです。他人が指し示した道を歩んでいるのです。自分の人生を生きようと決意した人は、回り道したとしても、報われないと思い煩うことはありません。
まとめ
自分を最優先事項にして生きましょう。これは「身勝手に生きろ」とか「自分だけ良ければいい」といったジャイアンのような生き方と違います。人生の主人公に自分を中心に据えようと言っているのです。
そして、自分が本当にしたかったことをすると決意して取り組みましょう。これは人生の目的に繋がっていることが多いです。目的を設定すると自分軸が出来ます。そうすると、人生の迷子になることはありませんし、報われないと感じることもなくなります。
自分の真我(ハイヤーセルフ)に目覚める方法を書いた記事です >>> 真我に目覚める方法
真我(ハイヤーセルフ)につながるには瞑想がかかせません。重要なことは実践なので、最低限、瞑想だけはしましょう。3か月続ける瞑想メソッドについた記事です >>> 真我につながるメソッド
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